イングリッシュ・ローズ図鑑[1]

オールドローズの優しい花形や香りとモダンローズの四季咲き性を併せ持った
新しいバラで、イギリスの育種家デビット・オースチン氏が作成したものです。

ここでは、アイウエオ順に並べてみました。現在180種こちらに表示しています。(2011年12月22日追加)

 2011年発表の新作イングリッシュローズ
を4種ご紹介しています。解説はNew Rosesより。
(2011年7月2日更新)

2011年販売開始となった
切り花用イングリッシュローズ(DAローズ)
キーラケイト
カ行に追加してます
(2011年12月22日更新)


花の特徴等の解説は、デビットオースチン著[薔薇のハンドブック]
イングリッシュローズ」(産調出版)、
チェルシーガーデンの入荷薔薇リスト(有島さん作成)
を参考にさせて頂いています。

図鑑に使用したお写真で作ったスライドショーと、
我が家のイングリッシュ・ローズ(現在37種類)も下の方にリンクさせています。
(フレームが見られない方は、一度トップページからお入り直しください。)

なお、特に記載のないお写真は岐阜県在住のともちゃんさんから寄贈された
花フェスタ記念公園で撮影されたお写真です。


このHP内のお写真を無断借用されるのは硬くお断りします。
その1(ア行

アーウィック(アルンウィック)・キャッスル
ミッドピンクのカップ咲きから開ききるとロゼット咲き
になる。蕾の頃からティ系の強い香りがあった。
2001年発表。
お写真は2004年我が家の薔薇です。
ア・シュロップシャー・ラッド
大柄な強健種シュラブ。香りあり。
ロゼット咲き。
秋の返り咲きはすくない。
アブラハム・ダービー
大輪ディープカップ咲き。杏色。フルーツ香あり。
強健種。つる性だが、中型にも仕立てられる
お写真は2004年我が家の薔薇です。
アラン・ティッチマーシュ
大輪の濃桃色で魅力的なカップ咲き、旺盛な樹勢
優れた耐病性。中型。2006年発表の新種。
(チェルシーガーデンより寄贈のお写真)
アン
セミダブル咲き。
優れた開花連続性。鉢植え可。
アンブリッジローズ
カップ咲きからロゼットへ。丈夫で花付きも良い。
杏色。比較的背が低く、鉢植え可。
アンヌ・ボレイン
ロゼット咲きで樹形はかなり低いので鉢植え向き。
耐病性もあり、ロゼット咲きで連続開花する。
(スプーンさんが岐阜ローズガーデンGで撮影)
イエローボタン
ロゼット咲き。明るい黄色の花で、卵黄色の縞が
入ることがある。開花期間が長い。心地よい香り。
イングリッシュガーデン
柔らかな黄色のロゼット咲き。葉は薄い緑色。
春はピンクで、秋は黄杏が強くなる。
直立型で背が低く、鉢植え可能。

ウイズリー
2004年発表の交配種。
細い枝にミッドピンクの花が重たげに咲き、
こんもりした樹形です。
一茎一花で、細い枝にも花が咲きます。

(チェルシーガーデン試験栽培より寄贈のお写真)
 
 ウィリアム&キャサリン
(William&Catherine)
2011年発表の最新交配種。
クリーム色のシャローカップ咲き。強健。ミルラ香。
ブッシュ状の直立状に伸びる。
樹高1.2×1.2m。
ウィリアム王子とキャサリン妃のご成婚に由来か。
(チェルシーガーデンより寄贈のお写真)
ウォントン オールド ホール
(Wollerton Old Hall) 
2011年発表の最新交配種。
丸い蕾は赤みが掛かり開花するとバターイエローに
変化し、次第にソフトなクリーム色になる。
ミルラ香。ブッシュ状のシュラブ樹形。
樹高1.5×0.9m。トゲは少な目。
(チェルシーガーデンより寄贈のお写真)
ウイリアム・シェイクスピア
濃紅色から紫紅色に変化していくロゼット咲き。

サビ病と黒点病に弱いのでオースチン氏が
推奨していない。オールドローズの香り。
ウィリアムシェークスピア2000
ディープカップからシャロークォターカップへと開く
ベルベットのようなクリムゾンから濃厚なパープル
に変わるという見事な変化を持ち優雅に咲く。
優れた耐病性と強いオールドローズ香を持つ。
(2002年秋、うにゃ子がローゼス社温室にて撮影)
ウィリアム・モーリス
丈の高いシュラブ。照り葉。アプリコットピンクで
フォーマルロゼットの花形。強健種。
(やのりんさん寄贈のお写真より)
ウィンチェスター・キャシードラル
メアリーローズ(ピンク)の変異種。
白バラの最高品種の一つ。カップ咲き。

中型だが、伸ばすと大きくなる。
 
ウィンダーメア
2009年発表の交配種。
深いカップ咲からロゼット咲きに。色は淡い
クリーム色から 白に近くなる。フルーツ香り。
小型種。(チェルシーガーデンより寄贈のお写真)
 ウェッジウッド・ローズ
2009年発表の交配種。
ロゼットの不分がピンク色で外弁は白くなる。
フルーツ香で大きく育つ大型種。
(チェルシーガーデンより寄贈のお写真)
ウィンドフラワー
半八重、わずかにカップ状。
細くしなやかな茎に花を付ける。
開花は自由で連続性あり。鉢植え可。
ウェンロック
紅バラは成長し難く香りが無い傾向があるが
これは、非常に丈夫で、オールドローズ系の香り。
よく反復開花する。色はクレムゾンから
ローズピンクへ。
エミリー
花色は柔らかいピンクで徐々に開いて最後は
ロゼット咲きになる。香りは強い。
丈は低く直立型。丈夫とは言えないが魅力的な花。
エブリン
大輪で豪華。色は複雑で、最初は杏色と黄色だが
だんだんピンクに近づいていく。
香りはERの中で最も強く甘い。丈が低く枝が
少なく、花が多い。浅い皿状のロゼット咲き。
(写真は我が家の薔薇)
DAローズ・エミリー(別名シンベリン)
上のガーデンローズのエミリーとは異なる
切花用イングリッシュローズ。
オランダから切り花として輸入された、正真正銘の
D.オースチン作のバラです。切花として購入。
DAローズ・エミリー またはシンベリン(シンベライン)
の名称で流通しています。
(同じくDAローズ・エミリー/別名シンベリン

切り花を接ぎ木して手元に残して咲かせた
我が家のエミリーです。
咲き進むとロゼット咲きになることが判りました。
香りもよく、花持ちが良いのがDAローズの
共通する特徴です。
エマニュエル
大輪の淡いピンクで大変花付きがよい。
ただし黒点病に掛かりやすいので、注意必要。
(しずさん寄贈のお写真より)
エル.ディ.ブレスウェイト 
最も鮮やかなクレムゾン。香りはわずか。
雨に当っても色褪せが少なく花持ちもよい。
連続性に開花。強健種。我が家では鉢植え。
(写真は我が家の薔薇です。)
エレン
極大輪のカップ咲き。杏色(アプリコット)。強香。
(スプーンさんが花フェスタ記念公園にて撮影)
オセロ
カップ咲きで、くすみがかった深紅には
重量感がある。オールドローズ系の強香。
丈夫な茎には直立系でトゲが多い。
(スプーンさんが花フェスタ記念公園にて撮影)