A.地上茎がある(有茎種)
 B.色は白または紫
3.ツクシスミレ類・ニョイスミレ類・タチツボスミレ類
C.葉はさじ状
ツクシスミレ類




ツクシスミレ
kameさんより寄贈のお写真)
花の中央が黄色で外側が淡紫のエキゾチックなスミレ。
日本での生息地は沖縄本島か九州南部に限られて、
しかも人家の近くなので庭に植えられていたものが逃げ出したんだろう
と言われてます。全体に毛が多く、茎を四方に伸ばして
花径1cm前後の花をたくさんつける。
他では見られない長さ2〜4cmのさじ形の葉が特徴です。


  C.葉の多くは心形〜長卵方形
   D.たく葉は全縁か不規則な切れ込みが有り、花柱の上部がはっきりと脹らむ。

・・・ニョイスミレ類

ニョイスミレ
もっとも花期が遅く桜が散ってからでもしばらくは花を見ることが出来る。
花色は白で唇弁に紫の細いスジが入る。国内では全ての地域に分布する。
葉は先が尖った心形だが基部では丸みを帯びる。
草丈は5〜25cm。茎は斜め上に伸びる。

    D.たく葉は全縁か不規則な切れ込みが有り、花柱の上部がほとんど脹らまない。
・・・タチツボスミレ類

タチツボスミレ
日本を代表するスミレの一つ。
全国に分布する。
淡紫から白い花色。さまざまなバリエーションがある。
葉は心形。中心部の白い色ははっきりしない。



ツヤ(タチツボ)スミレ
葉質が普通のタチツボスミレより厚くて光沢がある。
西日本を中心に海岸沿いや島々に多い。
沖縄のリュウキュウタチツボスミレと呼ばれたのもこの型である。

オトメ タチツボスミレ
距に紫色を残す白花腫。



シチトウオトメスミレ
伊豆七島に見られる大型のタチツボスミレ。
海岸性のために葉に光沢があり、たく葉も大きくて切れ込みが粗い。
写真はシロバナ種のようなのでオトメと付くようです。



シロバナ タチツボスミレ

距まで白くなる白花種。



サクラ タチツボスミレ
花の色が紅紫になるもの。



ケイリュウ タチツボスミレ
増水すると完全に冠水するような川原に生える。
中部地方の矢作川、長野県の木曽川などで見つかっている。
草丈5〜10cmほど。葉には光沢がある。

ニオイ タチツボスミレ
名前の通り良い香りがあり、タチツボスミレの中では華やかな存在。
タチツボスミレより花色が濃くて、中心部の白い色がはっきりする。
花柄に微毛があるものが多いがないものもある。
草丈5〜15cmほど。葉はあまり尖らない卵形で、細長い。



ナガハシスミレ
タチツボスミレの仲間は見分けが難しいが、これはこんなに長い距を持つスミレは
他にないので直ぐに覚えられる。別名『テングスミレ』日本海側に分布する。
草丈は10〜20cm。葉は先の尖った心形で、やや厚くて光沢がある。


シロバナ(シラユキ)ナガハシスミレ
花が純白のもの。